県への申し入れ [行政の本質]

カウントダウン 246です。

9日に、県庁にいきました。

ちばアクションの集会に参加しました。

県への申し入れに対する回答を聞きにです。

申し入れの内容は、

1.昨年3月~6月に、水源地の産廃処分場に埋め立てられた汚泥や焼却灰の排出元と総量、濃度について

2.水源地の産廃処分場への搬入中止を求める1万筆を超える署名に対する知事の回答と意思表明について

3.知事による県民への「説明会」の開催について

4.先日発覚した新井総合処分場での水漏れの経緯と現状についての説明会開催について

5.かれき受け入れ表明に対する経緯と詳細についての、知事による公開説明会について

これら5項目は、千葉県民として、当然知りたい内容であり、要求は全く妥当であると思う。

行政は、県民に対して、説明責任を果たさなければならない。

しかし、県の対応は情けないものだった。

前日の16時過ぎに、代表のところに、「明日は、10名の参加で、11時から12時の間と」、連絡があったようだ。

連絡も取れないままに、集まった、20名足らずの参加者に対し、部屋が狭いからと10名の人数制限をかけ案内しようとしない。

立ち席でもいいから遠くから来ているので、全員入れるようにと粘った挙句、案内された。

部屋は、椅子と立ち席だったが、ゆうに入れた。

時刻は、20分ほど過ぎていた。12時までということと、口頭での回答なのでゆっくり読みますと始まった。

1.については、

新井総合へは、我孫子市、・・・・・、KCSより、合わせて5158トン、太平には、千葉市、・・・KCS

と、合わせて、3368トン搬入です。セシウムはどちらも未測定です。事業者は、未測定でしたと回答。

⇒6月20日に国が、8000ベクレルという数字を公表した。この時点で、原発事故後、搬入された廃棄物の

放射能レベルは、どれくらいか、8000を超えてないか、との心配は、監督官庁、県民の生命健康を預かる県

としては、気にならなかったのか。危機管理など、全く感じられない。

事業者は測定していませんでした。との発表は、自分たちの無責任さを、さらけ出していた。

2.については、

署名については、知事は、見ている。(前回の回答では、知事に伝えたが、渡してはいないとのことだった。)

8000ベクレル以下は、管理型での埋立処分はOKとの国の指針が出た。

それ以下に下げると、最終処分場の確保ができなくなる。産業活動に支障が出る。

埋立制限は、難しい。国の示したガイドラインに沿って、対処していく。

監視体制を強化し、事業者を指導していくと回答。

⇒どうも、健康や生命よりも、産業活動のほうを優先していることが、はっきりした。

3.については、

今述べた県の公式見解です、との回答。

県の見解が、知事の見解ということである。説明会については、無言のままである。

⇒なぜ、知事が出てきて、県民の前で、自分の口で説明しないのか。神奈川県知事はちゃんと出てきて説明しているではないか。

人前に出るのが、不得手とは、経歴、性格からとても思えないのだが。

4.については、

現在調査中で、公表すべきものは、HPで公表する。

5.については、

知事自ら、説明することは考えていない。との回答。

⇒県民に説明できないということは、いつから、どこから、どのレベルのがれきを、どういう方法で、どこに受け入れるかは、全く決まっていないということか。

単なる知事のパフォーマンスなのか。

市町村のような住民に最も近い基礎自治体であっても、国の基準、指針に半ば盲目的に従い、その上で、

自分たちのできることをやっていくという現実の中、住民との距離があり、県民との意識の希薄な

県行政においては、想定内のことであった。

今回の、申し入れ回答の場で、感じたのは、あの震災、事故が、千葉県ないしは隣県で起こったら、どうなるのであろうか。

まだ、あれから1年経過していない今でさえもこんな状況である。

情報公開、説明責任を果たさない県に、期待することはできない。

自分の住んでいる市町村に、県の分、いや国の分までも、働いてもらうしかないようである。

良く聞く台詞に、”怪我と弁当は自分もち”という言葉があるが、一人ひとりが、しっかりしないと、公に頼っては

生きていけないということなのだろう。

           市政に市民目線、感覚を!の 袖ケ浦市議 田中 てるひろ
タグ:怪我と弁当
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