市民条例 [市民目線]
カウントダウン 170です。
自治基本条例策定市民会議の傍聴に出席した。
今回で20回目を数える。
夏から予定されている二回目の対話集会に向けて、昨年纏めた中間報告を
市見解とつき合わせながら、修正している。
回を重ねるごとに、また他機関の意見を聞きながら、市民会議は成長していく。
市民会議の条文に対するコンセプトは、一般市民にわかり易い言葉,文章で
書くということであった。
ところが、条例作りのプロである市見解で、的確な条文用語が示され、
説明を受けるとそんなものかと、納得してしまう。
そのうちやっぱり変だと初心に戻り,譲らないものが出てきた。
今回は、皆の創意が纏まってきた。
自分たちの考えた末の表現を、条例用語に置き換えると、
しっくり来ないと、市民目線になっていた。
そのような発言の中で、「市民条例」という表現があった。
膝をたたいた.これだと。
市民の,市民のための条例、これでなくてはならない。
見た目や的確さよりも、市民に分かりやすく,身近なのが一番だ。
例を示そう。
「市」という用語の定義がある。
市見解では、地方公共団体と同意なので、市の執行機関とするのが適切とある。
市民は、行政を指すときに「市」と呼ぶ。
それが役所の窓口であれ、○○課であれ、農業委員会のような行政委員会であれ。
全て、「市」で通じるのである。
それを市の執行機関と表現したのでは、市民から遠く遠く離れてしまう。
いかに的確で正確な表現だとしても、市民条例ではなくなってしまうと思う。
市民が普通に使っている言葉を、基本的に使いたい。
そんな市民目線で、見直そう。
議会でも議会基本条例がそのうち登場してくるだろう。
このように、市民に直接関係のある条例は、市民目線の視点、表現で
つくりたいものだ。
いっそ名前も自治基本条例ではなく、「まちづくりまつりごと市民条例」としてはどうだろう。
市民の条例だからこそ、中身を理解し、協力しようと思うものだ。
名前は大事だと思う。
市政に市民目線、感覚を!の 袖ケ浦市議 田中 てるひろ