卒業式考 [教育]
カウントダウン 212です。
今週は、忙しい週だった。
議会の合間に、卒業式が2回あった。
初めが、中学校で、次が、小学校でした。
この地区は、小学校と中学校が1校で、公立だけで見ると、小中一貫教育ということになる。
9年間の仲間ということで、家族的雰囲気である。
卒業式の出席は、18年前の一番下の子の卒業式以来である。
過去のは、殆んど忘れてしまったが、いまどきの卒業式に、改めて、感動の涙であった。
まさに立派な卒業式であった。個々の生徒が、立ち振る舞いといい、発言もしっかりとした声で、シナリオ通り
演じきっていた。
証書の授与に際し、自分の思いを、披露した。歌ありせりふありで、ミュージカルそのものであった。
これならば、記憶に強く残るだろう。
気になったことが1つ。入場の際に、男女二人一組づつ、中央の通りを進み、椅子の位置に来たら、
左右に分かれて、着席する。結果として右半分に男子、左半分に女子となる。
授与時は、男子から名前を呼ばれて、壇上へ進む。
男女共同参画の時代だから、生年月日順にして、男女混合で、名簿も混合名簿では、駄目かなと。
昔の感覚だと、男女がきっちりと別れたほうが、抵抗ないし、すっきりするのかな。
9年間の一貫教育を終え、地元高校、他市の高校と分かれることになる。
9年間同じ顔ぶれで、学園生活を送ってきた。
後輩たちも、それに続く。
その後輩たちに見送られて去っていく。
そこで、思ったのが、保護者ではなく、きょうまで彼等を見守り続けた地域の人々である。
通学時、遊んでいるときに、触れ合った人々である。
その方たちで、希望する方には、会場に来ていただいて、一緒に卒業を祝ってもらったら良いのになと。
そして、きょう、小学校の卒業式。
同形式の入場であったが、男女混合であった。二人一組であるが、右半分はA組、左半分はB組。
それぞれ、混合で生年月日順であった。腰掛順も当然、男女ばらばらである。
「男女七歳にして席を同じうせず」でも、あるまいが、小学校をそのまま踏襲すれば、意識ももっと変わるのでは
と、感じた。
小学校も、負けじと、子どもミュジカルであった。在校生個々には、全校生徒がいるわけで、1年生もいる。
彼等も、いや少なくとも2年生は、せりふで参加していたようである。1年生は、歌での参加は十分にこなしていた。
1年前までは、幼稚園児であった彼等、2時間という長時間の式典に、耐えていた。
教育の力を、まざまざと見せられた。
中学工といい、小学校といい、前途有望である。
校長始め、教職員の教育力に、驚き、感謝申し上げたい。
素晴らしい構成、演出は、卒業生の中に、末永く、強烈な思い出として、記憶に刻まれることでしょう。
市政に市民目線、感覚を!の 袖ケ浦市議 田中 てるひろ