給食について [市民感覚]

カウントダウン 250です。

2月になりました。

寒さの厳しい日が、続いています。

そんな中、きょうは、雨とともに、暖かさが訪れました。

一雨ごとの、暖かさです。

午後から、学校給食センター運営委員会の傍聴に行きました。

人の一生の活動の基本ともなる健康の源を、小中学校時代に、どうつくるかという
『食』育の問題は、とても大切です。

また、国の、民族の文化の一角を担うといわれる、『食』文化も、
未来を担う子どもたちに、大事です。

原発事故による放射能汚染問題も、重要です。

市内の8の小学校と5の中学校の5千6百人余り分の給食を、センターで一斉に作り、

衛生管理、栄養管理、地域の伝統食文化をはぐくみ、健全な食生活を営む食習慣を身につけ、

生命・自然を尊重、食にかかわる生産・流通消費への理解と、

とてつもなく広範囲の業務に、驚きです。

教育委員会業務の中でも、トップではないでしょうか。

将来世代の育成という、重要な役割です。

センター長を初め、栄養士・調理師の方々、十数人を中心として、
関係者の協力の下に、苦労されているのです。

これは、一給食センターで為しうることではありません。

保護者、保健所、医師、地域が連携しながら取り組む必要を強く感じました。

問題の、食材の放射能測定ですが、報告がありました。

1.市としては、国・県が測定し、安全が確認された食材を使用し産地を、確認している。

2.使用予定食材の産地を、HPで公表している。

3.保護者の不安解消のために、測定器を購入し、使用食材の調理前検査を実施する。

4.購入機器:NaIシンチレーションスペクトロメーター検出限界20Bq/kg(約10分)

5.購入時期:2012年3月、検査実施時期:2012年4月

6.設置場所:給食センター

7.測定時刻:朝納入時(8:15)~調理開始時(9:30)の間

8.機器納入までは、外部検査機関に委託、月2回の委託で、1月以降の結果は、不検出である。

9.4月以降、万一放射性物質が検出されたときは、その食材抜きの料理になり、最悪時は、
  米飯とふりかけ、牛乳となる。

委員のほうから、放射能との付き合いは長丁場になる。

サンプル検査でなく、全数検査ができる数百万の機器を、
先々設置することを考えてもらえないかとの、要望が出た。

これに対し、

10.食材の安全は、国及び県が、責任を持つものである。安心の為に市が検査を行なうということである。
   小中学校以外に7の保育所の分も検査の対象にする。

   限られた中でやっているので、ご理解をお願いする、と。



その後、センター内の食材の搬入から検査、仕分け、調理、作業後の、洗浄、消毒、残渣処理など衛生管理が

DVD映像で映し出された。これを、毎日実施しているのだから大変である。



傍聴の感想としては、

1.今以上に『食』育について、行政関係者、地域、生産者、PTA保護者、地域を巻き込んで、

  本格的に、横断的に、取り組まなければならない。

2.人材という最高の資源を育てることは、自治体にとって最重要事である。

  給食費の未納率は、本市では0.数%であり、大きな問題ではないが、

  将来世代の育成に、公費をもっと支出し、給食は、全額公費で良いのではないかと思う。

  保護者は言うまでも無く、地域が、自治体が、国が、将来世代を育てるべきであると思う。

3.放射能測定についてであるが、行政側の発言を聞いていると、国・県の責任であり、
  市はそれに従うということのようである。

  今回の測定も、本来は、国・県の測定値や、産地確認で十分だが、保護者の
  不安解消の為に、安心のためにやるのであるとの姿勢は、今までの答弁と変わっていない。

  市民の健康と生命を守ることを第一とする自治体として、責任を自覚しているのかなと思う。

  そこからは、行政の従来の無謬性や前例主義の改革は、程遠い。



  終了後に、会議室の隣のトイレに入った。強い臭気が鼻を突いた。

  先ほど見せられたDVDの衛生管理と真反対の感じがした。

  同施設内に、このトイレと、あのDVDに映った調理場は、と。

               市政に市民目線、感覚を!の 袖ケ浦市議 田中 てるひろ

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