せっけん作りイベント [環境保全活動]

カウントダウン 351です。
今日は、市内の公民館祭りで、廃食油を使ったせっけん作りの実演を、午前、午後と行った。
いつもの作業場と異なる、公民館の一角での作業のため、事前準備が、大変だった。
また、小さな子どもを初め、初心者の参加対象なので、安全に気を使った。
作製は、毎度のことで、慣れてはいたが、午前中にハプニングが起きた。
いつもは、原料を全て投入して、約1時間攪拌し、少々粘り気が出てきた頃に、型に流し込むのであるが、
きょうは、攪拌してわずか5分経つか経たないかで、急激に固まり始めた。10分後には、シャーベット状になり、攪拌ができなくなった。
分量に変わりはなく、考えられるのは、使用した廃食油位である。
いつもは、一定した出所からのものである。今回は、公民館が、集めてくれた廃食油である。
会員の中に、1度おなじ経験をしている方がいて、そのときは、期限切れのバージン油であったということで
その方の見解では、添加物が、商品により、異なるためそのせいであろうということであった。
その場にわれわれの先輩格に当たる、昔から作製に関わっておられる女性が、たまたま来られていた。
その方の、見解は、やはり廃食油であり、菜種油は、反応が早い。そのため、サラダ油と混ぜて、使う。
自分たちは、油の出所はかなり厳しく管理をしていると、おっしゃっていた。
私たちは、植物油と鉱物油(エンジンオイルなど)は、区別していたが、植物油ならば、多少の差はあってもと、
安易に考えていた。過去には、油が入手しづらく、お豆腐やさんより頂いた油(菜種油が多い)を使用していたが、こんなことは起きなかった。
その後は、主に、小料理屋さんにお願いしている。会員が自分たちの廃食油を、持参することもあるが、起きなかった。
午後は、いつもの、廃食油を使用したら、いつもどおりであった。今回のハプニングは大変勉強になった。

たかが、せっけん作り、されどせっけん作りである。
幅広く普及して、多くの人に、喜んでその良さを体験していただこうと思っている。
便利で、使いやすい合成洗剤に対抗して、安全で優しいせっけんを使っていただき、ライフスタイルを見直すきっかけにしてもらえればと、希望している。頑固な汚れに対しては、ダントツである。どなたも言われる。

今回の、イベントで嬉しかったのは、来ていた小学生が、「先日、このせっけんをもらって、自分で靴洗いに使い、きれいに汚れが落ちたよ」と言ってくれたことである。今年から、市内の小学4年生全てに、クリンセンター見学の際に、私たちが作ったせっけんをサンプルで渡している。この成果が現れたのである。今後も頑張って、サンプル作りをしようと思った。

市政に市民目線、感覚を!の 普通の一市民   田中 てるひろ

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