組織人と官 [民主主義]

カウントダウン 354です。
水源地への 放射性物質混入汚泥搬入中止署名活動の中で、個人の意思表示を阻害している組織人という存在が、時代錯誤的に、過去の遺物とならず、綿々と生きているのだなと実感することがあった。
一つは、署名を遠慮されている方の発言「ボクは東電社員だから、できない」、他方は、「うちの主人が役所に勤めているので、まずいんじゃないかしら」と。
「おい、おい、ちょっと待ってよ、それぞれの責任を感じているから、それとも単なる、めんどくさいからなの。」
実情はどちらでも良く、問題は、所属する組織との関わりが堂々と理由として使われる現実にである。
かつては、終身雇用があり、滅私奉公の時代でもあった。しかし今や、アメリカ流になり、簡単に解雇される時代である。
あっ、そうか、公務員は解雇されないんだった、東電だってきっと、官と殆んど同じなのだ。
ここには、旧来の終身雇用、滅私奉公が根強く生きているのだ。
他の民間企業も、多少は残っているだろうが、ここまではないだろう。
このように、自分の意思、判断を組織に委ねている人たちに、私たちの生活を任せていることは、とてもおかしなことで、私たちの側に立ってもらうことは、とてもできないような気がするのである。

市政に市民目線、感覚を!の 普通の一市民   田中 てるひろ

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