「一票の格差」考 [選挙]

カウントダウン20です。
「一票の格差」是正について、与野党が、改革案の取りまとめに入ったそうである。最高裁で、違憲状態とされている。
確かに、民主主義において、国の最高機関である国会の、構成員である国会議員を選ぶ選挙で、有権者一人の一票の重さに、格差が生じていることは、法の下の平等に反することである。
人口の大都市圏への一極集中が進み、過疎地は、益々過疎に、都市圏は過密にと、格差は、広がりつつある。
この異常な過密過疎化を放っておいて、是正のみを行うことが、国全体の統治に対して、果たしていいのであろうか。
例えば、今回の原発で、考えてみよう。極論で話を進める。東京の人口が、福島の人口の100倍であったとする。
格差是正をすることで、福島の選出議員の100倍の議員数が、東京の議員数となる。当然東京の議員は、東京の住民の意思を反映することになる。国会議員は、地元の意思より、国全体のことを考えるべきだが、次の選挙のことを思えば、そうはいかない。原発の現状は、東京で大半の電力を消費するために、交付金補助金と抱き合わせで、福島に原発を建設してきた。国策である。格差是正をすることで、この構図が、もっと顕著になりはしないか。数は、力である。大きな数を持ち、大きな力を持った東京(大都市圏)が、国を支配することになる。
「一票の格差」是正をしたことが、地方と都会のあらゆる格差を増長することになっては、何か変ではないか。
合成の誤謬状態になってしまう。
地方と都会、満遍なく成り立っていて、ほどほどの住民が居て、そのような平常時で初めて言えることで、今の様な異常状態では、かえってまずい結果になりそうである。
          市政に市民目線、感覚を!の 普通の一市民   田中 てるひろ

脱原発署名活動 [原発(原子力発電)]

カウントダウン 21です。
今日は、先輩と「脱原発を実現し、自然エネルギー中心の社会を求める全国署名」活動を、行った。
公園への来場者に、お願いしようと、駐車場と公園の間の、公道に陣取った。
しゃべることに加え、目でも見てもらおうと、立て看板を用意した。
「脱原発を考えよう、署名しよう、として、その後に、○原発は大量破壊装置・・・放射能の恐ろしさを実感、○想定外は通用しない・・・確率の問題ではない。、○命かお金(利便さ)か?・・・私たちは問われている、」とした。
1時間半ほどの時間であったが、署名数は60足らずであった、子ども連れの若夫婦と、高齢の夫婦が大半であった。
一番関心があると思っていた若夫婦が以外にも、関心を示さず、高齢夫婦のほうが、賛同していただいた。
メディアでは、小さなお子さんをお持ちのお母さん方が、遊び場や、食べ物に神経を尖らしている様子が、報じられているが、当地では、福島から離れているせいか、自分の問題として捉えてないようである。
若夫婦の場合に、夫のほうが、避けているようで、妻は、それにしたがっているケースが見られた。
一世代前の亭主関白の再来のように見えた。男女共同参画社会が、若い世代では、ほぼ問題なく実行されているという認識であったが、逆行現象が、夫婦によっては、あるのかなと一瞬、思った。
我々団塊世代辺りから、ニューファミリーという言葉が生まれ、団塊ジュニアになると、家庭では殆んど男女格差はなくなったと思っていたが、ちょっと気になった。反動の兆候の現れかもしれない。
行き交う方との、2,3のコミュニケーションがあり、「ボクは、事故は、確実に収束すると思うよ。あんなに素晴らしいエネルギーはないからね」とおっしゃる方、「脱原発といわれるが、その後の電力不足の対策は考えているのですか」という質問など、時間が許せば、色々とお話を聞きたかった。近いうちに、意見交換の場を、作りたいものである。
先輩の演説の合間に、私も話をさせていただいたが、先輩の流暢さに聞きほれてしまった。
          市政に市民目線、感覚を!の 普通の一市民   田中 てるひろ

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